診療・各部門
認定看護師とは
日本看護協会が策定した資格認定制度の資格の一つで、特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護が実践できる看護師のことを指します。高度化・専門分化が進む医療現場における看護ケアの広がりと看護の質の向上を目的としています
【認定看護師の役割】
①個人、家族および集団に対して、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践すること
②看護実践を通して看護職に対し指導を行うこと、
③看護職に対しコンサルテーション(専門家による専門家への相談)を行うこと
【当院の認定看護師】 | |||
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①がん性疼痛(とうつう)看護 | 2名 | ||
②感染管理 | 2名 | ||
③糖尿病看護 | 2名 | ||
④認知症看護 | 3名 | ||
⑤皮膚・排泄(はいせつ)ケア | 2名 | ||
⑥慢性呼吸器疾患看護 | 1名 | ||
⑦がん化学療法看護 | 1名 |
認定看護師内訳
がん性疼痛看護認定看護師
がん患者さんの30%は、診断時からすでに痛みを経験しているといわれています。がんに伴う痛みは、身体だけでなく心や生活、治療にも大きく影響します。
このような身体や心の痛みを抱えた患者さんやそのご家族に寄り添い、症状を緩和し、その人らしい人生・生活が送れるように支援することを目指しています。
能登 智重 | 櫻井 亜希子 |
感染管理認定看護師
感染管理認定看護師の役割は、患者さんだけでなく、そのご家族やご面会の方、医療従事者を含めたあらゆる人を感染から守ることです。
主な活動は、院内や地域での感染症発生状況の把握、感染が広がらないようにするための対策および感染症を未然に防ぐための予防策についての指導や相談、手順の整備などです。
感染防止対策として大切な手指衛生などの基本的な対策を、全員が適切にできるよう日々取り組んでいます。
岩島 さやか | 鍛治 佳美 |
糖尿病看護認定看護師
糖尿病は、慢性疾患であり、生涯にわたり治療やセルフケアが必要となります。患者さんが日常生活を送りながらセルフケアを継続し、症状の悪化や合併症を予防できるよう、患者さんやご家族の思いに寄り添い、より良い支援を心がけています。
また、多職種と連携し、糖尿病教室やフットケア、糖尿病療養指導なども行っています。
荒井 香映 | 越田 美佳 |
認知症看護認定看護師
認知症看護認定看護師は、認知症を持つ方が治療優先のストレスの多い急性期病院の中で、不安・混乱を生じることなく、安心・安全に治療を受けることができるようケアを実践しています。
また院内デイケアなどを通して、心身の賦活を図り認知症進行予防に努め、早期に住み慣れた場所での生活が継続できるよう支援を行っています。
新 博恵 |
皮膚・排泄ケア認定看護師
私たち、皮膚・排泄ケア認定看護師は、皮膚や排泄に伴う床ずれ(褥瘡)などの創傷、人工肛門、おしっこの悩みがある患者さんとその家族を対象に専門的なケアを提供しています。
また、患者さんとその家族が退院後も安心して日常生活を過ごせることを目標に、外来や在宅でも継続的な看護を提供し、他の医療スタッフと協力して対応に努めています。
お困りのことがございましたら、ご相談ください。
山下 美樹 | 久保田 陽子 |
慢性閉塞性肺疾患
慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺炎・喘息等、慢性呼吸器疾患の患者さんは、安定と増悪を繰り返しながら徐々に進行するため、いかに増悪を予防するかが重要となります。
そのため、呼吸ケアチーム(RST)によるラウンドや看護専門外来としてHOT外来を開設し、呼吸ケアの維持向上と、患者さんやご家族の思いに寄り添い、不安や悩みをお聞きし、在宅生活が継続できるよう支援しています。
廣瀬 真理子 |