薬剤部

診療・各部門

薬剤部の紹介(PDF)

患者さんに作用と副作用に対する理解を含めた、薬を正しく服用していただく運動をしています。

薬はよく諸刃の剣に例えられます。
つまり、目的とする有益な作用(主作用)と、目的としない作用(副作用)の両方をあわせ持っているからです。
副作用を恐れるあまり薬を飲まず、症状が改善されない場合、医師は薬の量を増やしたり、薬を別のものに変えるでしょう。
なぜなら、医師の判断は、患者様の正しい薬の服用を前提としているからです。
ゲット・ジ・アンサー(答えてもらおう)運動は、このような事態になる前に、患者様が薬をきちんと理解し、安心・納得して服用していただくことをねらったものです。

1. 処方された薬の名前と期待される効果は?
2. 服用の仕方と服用期間は?
3. 服用中に避けるべき食べもの、他の薬、スポーツはあるか?
4. 予想される副作用は?また、それが起きた場合どうすればいいか?
5. 処方された薬に関する情報を明記したものはあるか?

上記の質問の中で、自分が必要とするものを医師や薬剤師に聞いてみましょう。
また、上記の質問を参考に、薬に関する疑問はどんな些細なものでも薬剤師にたずねましょう。そして、患者様ご自身が治療に参加するという意識を持ち、薬を正しく服用しましょう。

連携充実加算について

【保険薬局の皆様へ】
 当院では令和3年4月1日より外来癌化学療法を受ける患者様に連携充実加算を算定しております。算定を実施した患者様のお薬手帳には治療の実施状況、副作用の発現状況を記載したものを貼付しています。

①癌化学療法のレジメン公開について

 当院では安全に化学療法を実施するため、使用されているレジメンは癌化学療法委員会で審議・承認されています。下記に当院で使用されているレジメンの一覧を公開します。閲覧する前に「※レジメンを閲覧する場合のご注意」をご一読ください。

※レジメンを閲覧する場合のご注意

  1. レジメンの公開は当院での治療を受ける患者様への適切な投与管理を目的とするものであり、それ以外での使用を目的としていません。
  2. 掲載内容については無断転用を禁じます。
  3. 投与薬剤、投与量、投与スケジュール等は患者の状態により変更される場合があります。

②特定薬剤管理指導加算2の算定に関わる報告について

患者様に対する質の高い医療を提供する観点から、当院では保険調剤薬局との連携を強化し、連携充実加算を算定しています。調剤後に電話等で副作用の有無を確認いただいた場合は下記「服薬情報提供書(トレーシングレポート)」でご連絡ください。

また、適切な薬剤管理指導を目的とした患者様の詳細な情報が必要な場合は、患者様の同意を得た上で下記の「施設間情報提供書≪保険薬局→病院≫」をご活用ください。

③保険薬局薬剤師を対象とした研修会について

当院では、年1回、保険薬局薬剤師を対象とした化学療法に関する研修会を開催します。