大腸ポリープ切除(一泊二日)の症例数が多く当院では例年上位に上がります。非ホジキンリンパ腫に対して化学療法による治療や、睡眠時無呼吸症候群の検査入院(一泊二日)も多く行っています。
口腔内の細菌や嘔吐時の胃液などを気道内に吸入することにより生じる誤嚥性肺炎はＡＤＬが低下している高齢者に多く見られ当院での直接死因件数は28件(調査期間内)、亡くなられた方の平均年齢は86.0歳でした。
また、急性腎盂腎炎や尿路感染症は泌尿器系の疾患ですが、内科系疾患も併せ持ち、同様に入院治療が必要な場合には内科にて総合的な診療を行っていきます。

上記全ての分類で期間内に10件未満だった為、数値記載については割愛させていただきます。

鼡径ヘルニア手術の症例数が多く当院では例年上位に上がる症例です。全ての手術が腹腔鏡下で行われ腹腔鏡を使用する手術は開腹手術と比べ、腹壁をほとんど損傷せずに行われるため術後の疼痛が軽く、入院期間や回復期間も短縮できるメリットがあります。
また、胆のう結石や胆のう炎に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術、大腸癌等の手術も多く行っています。

大腿骨骨折の入院が最多となっており、次いで胸腰椎の圧迫骨折の入院が多くなっております。
大腿骨骨折、変形性膝・股関節症は手術を要する症例となっています。
胸腰椎圧迫骨折、骨盤骨折は手術を行っていない保存的療法を行った件数となっており、運動機能の向上を図るリハビリテーションが行われています。
骨粗鬆症が基盤となっているケースが多く見られ、表の平均年齢からも高齢者が多いことが分かります。
患者数が「－（ハイフン）」で表示されている項目は、集計対象期間内の患者数が10件未満だったため数値記載は割愛させていただきます。

脳卒中は代表的な国民病であり、死亡率・発症率は単一臓器疾患として最も高い疾患です。中でも脳梗塞は5～6割と最も高く、脳出血は3割、くも膜下出血が1～2割となっています。さらに脳梗塞の中ではラクナ梗塞が5～6割、アテローム血栓性脳梗塞が3割、脳塞栓症1～2割となっていますが、近年、アテローム血栓性脳梗塞が増加していると言われています。脳梗塞に対する治療、処置として血圧管理、脳浮腫管理、血栓溶解療法、抗凝固療法、抗血小板療法などが行われます。上記は脳保護療法としてエダラボンという薬剤を使用した件数となっています。また、脳梗塞は早期からのリハビリテーションが肝要とされており、当院では脳保護療法に加え脳血管リハビリテーションも早期に行うよう努めています。
患者数が「－（ハイフン）」で表示されている項目は、集計対象期間内の患者数が10件未満だったため数値記載は割愛させていただきます。

細い針を前立腺に刺入して組織を採取し悪性腫瘍の有無を調べる前立腺針生検目的の検査入院(一泊二日)や腎・尿路結石に対して体外衝撃波腎・尿管結石破砕術入院が多いです。
また、前立腺肥大症、水腎症の手術目的の入院も積極的に行っています。

大腸ポリープ、消化管出血に対する手術を行っています。
また、透析患者さんのシャント狭窄を改善させる経皮的血管拡張術の手術も行っております。

鼠径ヘルニアや胆のう結石、虫垂炎に対する手術が多いです。
腹腔鏡下胆嚢摘出術や腹腔鏡下虫垂切除術は前年度より増加しています。
また当院では、腹腔鏡を使用した手術が多く術後疼痛の緩和や術後回復の期間短縮を図り、患者様にかかる心身への負担軽減を行っています。

大腿骨骨折や変形性膝・股関節症等の手術を行っています。
また、手術後などに地域包括ケア病棟へ転棟し在宅等へ退院出来るように積極的にリハビリテーションを行うことも多いです。
患者数が「－（ハイフン）」で表示されている項目は、集計対象期間内の患者数が10件未満だったため数値記載は割愛させていただきます。

慢性硬膜下血腫の手術を多く行っております。
患者数が「－（ハイフン）」で表示されている項目は、集計対象期間内の患者数が10件未満だったため数値記載は割愛させていただきます。

腎・尿路結石の破砕術や水腎症、前立腺肥大症、膀胱癌の手術を多く行っています。
体外衝撃波腎・尿管結石破砕術と経尿道的レーザー前立腺切除・状散術が前年度より増加しております。